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くも膜下出血急性期の病態—Multimodality Evoked Potentials(MEPs)とTranscranial Doppler(TCD)による検討
著者: 重森稔1 森山匠1 中島裕典1 島本宝哲1 西尾暢晃1 原田克彦1 菊池直美1 倉本進賢1
所属機関: 1久留米大学脳神経外科
ページ範囲:P.327 - P.334
文献購入ページに移動破裂脳動脈瘤によるくも膜下出血(SAH)急性期の病態,とくに脳機能や脳循環障害の程度は治療方針の決定や患者の予後を判定する上で極めて重要である.これらは通常,患者の神経症状のほかCTや脳血管写上の所見などから判定されるが,ベットサイドで簡便に利用しうる検査法は少ない.
今回著者らはSAH急性期例において,Multimodality Evoked Potentials(MEPs)およびTranscranialDoppler(TCD)法1)による中大脳動脈血流速度(MCAFV)を指標として脳機能や脳循環状態の経時的観察を行い,本症急性期の病態について検討したので報告する.
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