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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科17巻4号

1989年04月発行

文献概要

症例

前大脳動脈水平部(A1部)紡錘形破裂脳動脈瘤の2症例

著者: 大庭正敏1 鈴木倫保2 小沼武英1

所属機関: 1仙台市立病院脳神経外科 2東北大学医学部脳研脳神経外科

ページ範囲:P.365 - P.368

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I.はじめに
 脳動脈瘤のうちアテローム硬化をもとに形成される紡錘状の動脈拡張は紡錘形脳動脈瘤と称され,脳底動脈,内頸動脈,中大脳動脈に稀ならず認められるが,前大脳動脈にこの種の動脈瘤をみることは少ない.われわれはすでに前大脳動脈水平部すなわちA1部に発生した動脈瘤26例の検討を行い,そのうちで紡錘形のものが2例ありA1部に発生するのは稀であると報告した8).今回この2症例の紡錘型動脈瘤に注目し,若干の文献的考察を加えたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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