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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科17巻5号

1989年05月発行

研究

Phenytoinの虚血脳保護機構に関する研究

著者: 黒沢久三1 今泉茂樹1 木内博之1 吉本高志1 鈴木二郎1

所属機関: 1東北大学脳研脳神経外科

ページ範囲:P.427 - P.434

文献概要

I.はじめに
 Phenytoinが優れた膜安定作用を有することは良く知られており,その主要な薬理作用は細胞内外の陽イオンの濃度偏移に対する抑制作用にあると考えられている10).われわれはすでに低酸素脳や虚血脳において,phenytoinが優れた脳保護作用を有することを報告してきた1,12).今回その作用機序解明の目的で,phenytoinの虚血脳における遊離脂肪酸(以下FFA),energy代謝に及ぼす影響を検討し,さらに脳皮質Na,K—ATPase活性,水分量,Na,K濃度の変化についても検討を加えたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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