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症例
視床下部に原発し尿崩症を合併した頭蓋内悪性リンパ腫の1例
著者: 平田勝俊1 伊崎明1 堤圭介1 上之郷真木雄1 馬場啓至1 柴田尚武1 森和夫1 島田修2 津田暢夫2
所属機関: 1長崎大学脳神経外科 2長崎大学附属病院検査部病理
ページ範囲:P.461 - P.466
文献購入ページに移動視床下部に腫瘤性病変として原発し,かつ,尿崩症を来たした原発性頭蓋内悪性リンパ腫の症例は極めて稀である.今回,われわれはステロイド剤が短期間で著効を示し,臨床及びCT所見に一致し髄液中のβ-2-microglobulin(β-2-MG),及び免疫グロブリン(IgA,IgG,IgM)の変動がみられた視床下部原発性の悪性リンパ腫について,若干の文献的考察を加え報告する.
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