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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科17巻5号

1989年05月発行

文献概要

症例

脳転移巣症状で発症した肺小細胞癌の松果体部転移の1例

著者: 欅篤1 牧田泰正1 鍋島祥男1 鄭台頊1 高橋潤1 新阜宏文1 南部静洋2 北村溥之3

所属機関: 1天理よろづ相談所病院脳神経外科 2天理よろづ相談所病院呼吸器内科 3天理よろづ相談所病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.495 - P.499

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 I.はじめに 転移性脳腫瘍の中では,肺癌を原発巣とするものが最も高頻度にみられるが,転移部位としては大脳半球が最も多く松果体部転移は比較的稀である2,3,13).一方,原発巣よりも松果体転移部の神経症状で発症し治療された報告例はみられない.今回,われわれは松果体部転移巣による症状にて発症した肺癌転移性脳腫瘍の1例を経験したので高齢者松果体部腫瘍の鑑別診断について若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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