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症例
両側性網膜芽細胞腫の治療15年後に発生した頭蓋内線維肉腫—Cisplatin, VP−16併用化学療法の有効性
著者: 水野正明1 吉田純1 下澤定志1 口脇博治1
所属機関: 1名古屋大学脳神経外科
ページ範囲:P.653 - P.657
文献購入ページに移動網膜芽細胞腫は二次性腫瘍の多発する疾患として知られている.特に両側性網膜芽細胞腫ではその頻度が高く,その原因として遺伝的素因が関係していると言われている.
今回われわれは両側性網膜芽細胞腫の治療後約15年経て発生した左眼瞼部より頭蓋内に進展した巨大線維肉腫に対し,手術後CisplatinとVP−16併用化学療法にて完全寛解した症例を経験したので報告する.
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