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症例
環椎外側塊単独骨折—1症例の報告
著者: 白坂有利1 遠藤光俊1 松澤裕次1 杉原央一1 酒井直人1 忍頂寺紀彰2 植村研一2
所属機関: 1藤枝市立志太総合病院脳神経外科 2浜松医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.679 - P.682
文献購入ページに移動環椎骨折は頻度が少なく,頸椎骨折の2-13%,全脊椎骨折の1.3%とされている12).神経学的にも,他覚的所見に乏しく,非特異的な自覚症状のみであることが多い.診断についても,頸椎単純撮影のみでは困難な場合が少なくない.今回著者らは環椎骨折の中でも極めて稀な外側塊単独骨折の1例を経験し,その診断から治癒過程に到るまでをCTにて観察しえたので,CTの有用性を強調するとともに,本症例の紹介および若干の文献的考察を試みた.
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