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研究
高血圧性橋出血に対するCT定位血腫除去術—保存的治療との比較検討
著者: 高浜秀俊12 森井研1 佐藤光弥1 関口賢太郎1 佐藤進1
所属機関: 1山形県立中央病院脳神経外科 2現籍 山形大学脳神経外科
ページ範囲:P.733 - P.739
文献購入ページに移動橋出血の診断は,従来,神経放射線学的に困難であったが,CT scanの出現・発達により,血腫の部位・大きさ・伸展方向等が正確に描出されるようになり容易になった.また一方,CTの発達と共に,定位的血腫除去術が容易に,しかも安全に施行し得ることが明らかになっている.
われわれは,最近,高血圧性橋出血に対しても機能予後の改善を期待して,CT定位血腫除去術を行っている.そこでこの度,高血圧性橋血に対するCT定位血腫除去術の治療効果並びに手術適応を検討するため,血腫除去術例と保存的治療例との転帰を比較検討したので報告する.
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