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研究
腰部脊柱管狭窄症における各種神経放射線学的診断法の有用性とその限界
著者: 西正吾12 花北順哉1 諏訪英行1 太田文人1 阪井田博司1
所属機関: 1静岡県立総合病院脳神経外科 2現籍 京都大学脳神経外科
ページ範囲:P.813 - P.819
文献購入ページに移動腰部脊柱管狭窄症は術中における脊柱管の形態からVerbiestにより提唱された概念である43-46)が,その後この病態に関する腰椎単純撮影2,3,10,13,15,36,37,41,42),腰椎断層撮影9,45),CTスキャン11,31,34),脊髄造影26,27,38),メトリザマイドCTスキャン6,12,16,23,44)などの各種神経放射線学的診断法による所見が多数,報告されており,最近では,MRIを用いての検討もいくつか行われている,
今回,手術により確認し得た腰部脊柱管狭窄症の自験51例を対象として,腰椎単純撮影,脊髄造影,メトリザマイドCTスキャン,MRIの各種検査法の所見をもとに,この病態に対する各種神経放射線学的検査法の有用性及び,その限界につき検討した.
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