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症例
小児の外傷性脊椎・脊髄損傷例の検討
著者: 重森稔1 徳富孝志1 弓削龍雄1 山本文人1 倉本進賢1
所属機関: 1久留米大学脳神経外科
ページ範囲:P.855 - P.860
文献購入ページに移動幼小児の脊椎,脊髄損傷は稀であるが,open epiphy—sesその他の構造上の特徴により成人の脊椎や脊髄損傷と比較して,異なる臨床像や経過をとることが知られている.発育途上にある幼小児においては,損傷の初期治療はもとよりその後の管理やリハビリテーションに関しても,将来的視野に立ったより長期のfollow upが必要であり,成人に対するのとはまた別の配慮が要求される.今回は当科で経験した15歳以下の小児の外傷性脊椎,脊髄損傷例5例の臨床像や経過について,文献的考察もまじえて検討したので報告する.
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