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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科17巻9号

1989年09月発行

文献概要

症例

頭位変換による環椎軸椎関節部での椎骨動脈狭窄

著者: 藤本俊一郎1 吉野公博1 伊藤隆彦1 寺井義徳2 河内正光2 中川実3

所属機関: 1香川労災病院脳神経外科 2岡山大学脳神経外科 3川崎病院脳神経外科

ページ範囲:P.861 - P.865

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I.はじめに
 頭位変換により頭蓋外椎骨動脈がfirst portion,second portion,環椎軸椎関節(atlantoaxial joint:AAJ)部,後頭環椎関節部で閉塞され椎骨脳底動脈循環不全症をきたすことが稀にある3).最近椎骨脳底動脈循環不全症を主訴として来院し,両側椎骨動脈撮影で正中位では異常がないが頭部回転により回転と反対側の椎骨動脈が,AAJ部で狭窄あるいは閉塞をきたした3症例を経験したので症例を呈示するとともに,頭位変換によるAAJ部での椎骨動脈閉塞の病態とその治療法について文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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