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症例
脳原発の悪性黒色腫の1例—特徴的なMRI所見について
著者: 山下弘己1 鳥羽保1 安永暁生1 柴田尚武1 森和夫1 島田修2
所属機関: 1長崎大学脳神経外科 2長崎大学中央検査部病理
ページ範囲:P.887 - P.891
文献購入ページに移動中枢神経系に原発する悪性黒色腫は,1987年の脳腫瘍全国集計調査報告17)によると,全脳腫瘍の0.07%を占めるにすぎない.
最近著者らは,脳軟膜に原発したと思われる悪性黒色腫の1例を経験したが、MRIにおいて腫瘍の一部がT1強調像で高信号域を,T2強調像で低信号域を呈していた.他の脳腫瘍と異なるこの特徴的なMRI所見について報告するとともに,その発現機序についても若干の文献的考察を加えた.
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