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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科17巻9号

1989年09月発行

文献概要

症例

脳原発の悪性黒色腫の1例—特徴的なMRI所見について

著者: 山下弘己1 鳥羽保1 安永暁生1 柴田尚武1 森和夫1 島田修2

所属機関: 1長崎大学脳神経外科 2長崎大学中央検査部病理

ページ範囲:P.887 - P.891

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I.はじめに
 中枢神経系に原発する悪性黒色腫は,1987年の脳腫瘍全国集計調査報告17)によると,全脳腫瘍の0.07%を占めるにすぎない.
 最近著者らは,脳軟膜に原発したと思われる悪性黒色腫の1例を経験したが、MRIにおいて腫瘍の一部がT1強調像で高信号域を,T2強調像で低信号域を呈していた.他の脳腫瘍と異なるこの特徴的なMRI所見について報告するとともに,その発現機序についても若干の文献的考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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