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研究
視床出血に対する定位的血腫吸引術のSingle Photon Emission CTによる評価
著者: 上田幹也1 森永一生1 松本行弘1 大宮信行1 三上淳一1 佐藤宏之1 井上慶俊1 大川原修二1
所属機関: 1大川原脳神経外科病院
ページ範囲:P.25 - P.31
文献購入ページに移動高血圧性視床出血に対する外科的治療は合併する閉塞性水頭症を改善する目的で脳室ドレナージが主に行われ,血腫自体に対する外科的治療は手術侵襲が大きく一般には行われていなかったが,最近手術侵襲の少ないCT・エコーを用いた定位的血腫吸引術が発達し,視床出血に対しても行われるようになった2,6-8).また視床出血に対する定位的血腫吸引術の成績については保存的治療と比較して機能予後の改善が得られると報告されている2,8).
著者らは経時的脳血流量(CBF)測定を行いえた視床出血16例について,保存的治療群(保存群)と定位的血腫吸引術施行群(吸引群)の2群に分け比較検討し,CBFの面から見た定位的血腫吸引術の有用性について検討したので報告する.
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