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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科18巻1号

1990年01月発行

文献概要

症例

脳内出血で発症した内頸動脈欠損症の1例

著者: 上原久生1 中野真一1 丸岡伸比古1 脇坂信一郎1 木下和夫1

所属機関: 1宮崎医学大学脳神経外科

ページ範囲:P.77 - P.81

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I.はじめに
 内頸動脈欠損症は,非常に稀であり頭蓋内血管性病変の際の検査により偶然見つかることが多い.その病変としては,脳動脈瘤が圧倒的に多く,その血行動態に基づく発生が論じられている13).今回われわれは,脳内出血で発症し血管撮影上,一側内頸動脈欠損症が見られ,出血源は小動静脈奇形が疑われた症例を経験した.これに文献的考察を加えて,本症における頭蓋底thin slice CT scanとsingle photon emission CT(以下SPECTと略す)の有用性について報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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