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Leksell先生とガンマーユニット
著者: 大江千廣1
所属機関: 1群馬大学脳神経外科
ページ範囲:P.893 - P.894
文献購入ページに移動 ストックホルムのカロリンスカ病院で,はじめてLeksell先生にお目にかかったのは確か,1970年の夏の頃で,私は群馬大学に移ったばかりでしたがLeksell式の器械を使ってステレオの仕事を始めようと計画をしていた時だったと思います.Leksell先生といえば言うまでもなくその頃でも大変御高名な先生でしたから,出かける前に恐る恐る手紙を差し上げたところ,大変優しいお返事をいただき先ずほっと一安心.お目にかかってみるとそのとおりにいつも笑顔を絶やさず,陽気で,話し好きでもあり,とても親切,それに白髪,長身の魅力あふれる先生のお人柄にたちまち魅せられてしまったものです.
その時Leksell先生には私がこれから始めようとするステレオのことについて話を伺いに行ったわけですが,先生がみせて下さったのはそればかりではなく,その頃実用になりはじめたガンマーユニットでした,いまでこそこのガンマーユニットは世界中の脳外科医が熱い視線をもって注目しているものですが,その頃は本当に有効であるのかどうか,まだ疑問視されていました.
その時Leksell先生には私がこれから始めようとするステレオのことについて話を伺いに行ったわけですが,先生がみせて下さったのはそればかりではなく,その頃実用になりはじめたガンマーユニットでした,いまでこそこのガンマーユニットは世界中の脳外科医が熱い視線をもって注目しているものですが,その頃は本当に有効であるのかどうか,まだ疑問視されていました.
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