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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科18巻12号

1990年12月発行

文献概要

研究

巨大脳動脈瘤のMRI—増大機序および血栓形成について

著者: 永田泉1 菊池晴彦1 山形専1 宮本享1 金子隆昭1 安里令人2

所属機関: 1京都大学脳神経外科 2京都大学核医学科

ページ範囲:P.1115 - P.1120

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I.はじめに
 巨大脳動脈瘤では高頻度に壁在血栓が形成され,このことが出血頻度が低い原因の一つと考えられている.しかし巨大脳動脈瘤の20%以上ではくも膜下出血を来し,血栓形成が認められるい巨大脳動脈瘤においても出血頻度は低くないことが報告されている2-5,8,9).また巨大脳動脈瘤は出血以外にも占拠性病変として種々の神経症状を来すことが知られている.すなわちある程度の大きさを持ち血栓形成がある巨大脳動脈瘤においても破裂—増大機序が働いていることになる.
 今回,MRI所見より巨大脳動脈瘤における血栓の形成や増大機序を検討したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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