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症例
脊椎腫瘍に対するSpinal Instrumentation Surgeryの1例—重複癌への施行例について
著者: 谷中清之1 江頭泰平1 高野晋吾1 岡崎匡雄1 牧豊1 森田裕巳2 井上雅樹3 能勢忠男4
所属機関: 1北茨城市立総合病院脳神経外科 2北茨城市立総合病院整形外科 3北茨城市立総合病院内科 4筑波大学脳神経外科
ページ範囲:P.1135 - P.1139
文献購入ページに移動Spinal Instrumentation Surgery(SI)は近年めざましい発展を遂げ,各種脊椎疾患の外科治療成績の向上に貢献している.特に脊柱変形の矯正・固定,損傷脊柱の整復,神経障害の改善・除痛等を目的に行われ,その意味では脊椎腫瘍はSIが適応となる疾患の1つであり,脳神経外科領域でも注目を浴びつつある.今回われわれは,頸椎の多発性骨髄腫に前立腺癌を合併した重複癌に対し,SIを施行し良好な結果を得たので報告する.
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