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研究
頸部椎間板障害のMR診断—特にGradient Echo(GRASS)MR Imagingの有用性について
著者: 飛騨一利1 秋野実1 岩崎喜信1 井須豊彦1 阿部弘1 松沢等2 野村三起夫2 斉藤久寿2
所属機関: 1北海道大学脳神経外科 2札幌麻生脳神経外科病院
ページ範囲:P.133 - P.138
文献購入ページに移動MRI(Magnetic resonance imaging)はその登場以来,特に神経疾患の診断に於いて高い評価を得ており,頭蓋内疾患のみならず脊髄,脊椎疾患においても表面コイルの工夫,MR装置の改善により,臨床的有用性が確立されてきている1,2,15,20).そのなかでも頸部椎間板障害におけるMRIの画像情報は従来のMyelography(以下MLGと略)及びCT myelography(以下CTM)とは異なる有用な情報を提供することが指摘されてきている2,11,13,15,18,20).今回われわれは超電導MRIを用いた頸部椎間板障害のMRI画像についてMLG,CTMとも比較し,現時点に於けるMRIの限界点について検討した.
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