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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科18巻2号

1990年02月発行

文献概要

症例

原発性頭蓋内扁平上皮癌の1剖検例

著者: 戎谷大蔵1 浜崎房光1 岡博文1 岡田順1 大島勉1 松本圭蔵1 泉啓介2

所属機関: 1徳島大学脳神経外科 2徳島大学第2病理学教室

ページ範囲:P.193 - P.198

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I.はじめに
 原発性頭蓋内扁平上皮癌(primary intracranial squamous cell carcinoma:以下PISCCと略す)とされる例は,頭蓋内類表皮嚢胞または類皮嚢胞が悪性化した症例も含め渉猟し得た範囲では約30例が報告1-17)されている.
 われわれは,頭痛,嘔吐にて発症し,腫瘍細胞より少量のβ-HCGとCEAを産生し,おそらく頭蓋内原発性と思われた扁平上皮癌(PISCC)の1剖検例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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