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症例
原発性頭蓋内扁平上皮癌の1剖検例
著者: 戎谷大蔵1 浜崎房光1 岡博文1 岡田順1 大島勉1 松本圭蔵1 泉啓介2
所属機関: 1徳島大学脳神経外科 2徳島大学第2病理学教室
ページ範囲:P.193 - P.198
文献購入ページに移動原発性頭蓋内扁平上皮癌(primary intracranial squamous cell carcinoma:以下PISCCと略す)とされる例は,頭蓋内類表皮嚢胞または類皮嚢胞が悪性化した症例も含め渉猟し得た範囲では約30例が報告1-17)されている.
われわれは,頭痛,嘔吐にて発症し,腫瘍細胞より少量のβ-HCGとCEAを産生し,おそらく頭蓋内原発性と思われた扁平上皮癌(PISCC)の1剖検例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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