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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科18巻3号

1990年03月発行

文献概要

症例

頸髄硬膜外膿瘍の1例

著者: 桑田俊和1 西口孝1 木下泰伸1 久保謙二1 駒井則彦2

所属機関: 1和歌山県立医科大学紀北分院脳神経外科 2和歌山県立医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.285 - P.288

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I.はじめに
 脊髄硬膜外膿瘍は,比較的まれな感染症であるが,ほとんどが胸髄レベルに発生し,頸髄に発生するものは非常にまれであるとされる4,5,13,16).また本症では急速に脊髄圧迫症状が進行し,脊髄に不可逆的な変化を来しやすいことからその予後は悪いが,特に頸髄に発生した症例では呼吸筋麻痺を来すために死亡率が非常に高い12,13,15)
 今回頸髄に発生した硬膜外膿瘍の1例を経験したので,文献的考察を加え,報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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