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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科18巻4号

1990年04月発行

文献概要

症例

Burr Holeを介しTranscranial Anastomosisを形成した成人モヤモヤ病の1例

著者: 安川浩司12 奥寺敬1 本郷一博1 水野正彦1

所属機関: 1昭和伊南総合病院脳神経外科 2信州大学脳神経外科

ページ範囲:P.373 - P.378

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I.はじめに
 成人モヤモヤ病は,出血によって発症することが多く4,8,13),出血予防の観点から種々の外科的治療が試みられているが1,6,11,14),未だ確立された方法が無いのが現状である.今回われわれは脳室ドレナージの際に設けたburr holeを介して,7年後の脳血管撮影でtranscranial anastomosisを形成していた成人モヤモヤ病の1例を経験した.これはモヤモヤ病成人例の外科的治療法の新たな可能性を示唆する興味深い症例と思われたので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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