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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科18巻4号

1990年04月発行

文献概要

症例

6年間の経過観察でCystの増大がCT上確認された脳有鉤嚢虫症の1例

著者: 寺田耕作1 妹尾包人13 上津原甲一1 朝倉哲彦2

所属機関: 1鹿児島県立大島病院脳神経外科 2鹿児島大学脳神経外科 3大井病院脳神経外科

ページ範囲:P.391 - P.395

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I.はじめに
 人体有鉤嚢虫症は有鉤条虫(Taenia solium)の幼虫である有鉤嚢虫(Cysticercus cellulosae)が全身の諸臓器に寄生するために惹起される疾患であり,脳神経外科領域においても脳有鉤嚢虫症として古くより知られている16)
 今回われわれは,6年の経過にてcystの増大をCT上確認し外科的に摘出しえた脳有鉤嚢虫症の1例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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