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研究
Implant Heating Systemによる転移性脳腫瘍の温熱療法—A preliminary clinical report
著者: 木田義久1 石栗仁1 一見和良1 小林達也2
所属機関: 1小牧市民病院脳神経外科 2名古屋大学脳神経外科
ページ範囲:P.521 - P.526
文献購入ページに移動近年加温法と加温機器の進歩により,悪性腫瘍の治療法の1つとして温熱療法が,各種領域において臨床応用されるようになった.脳腫瘍の治療法としても,近年温熱療法の試みが報告されているが,頭蓋内病変であるという特殊性から,加温法と測温技術の問題が多く,他の領域に比べ,いまだ十分な成果が得られていない現状である.従来用いられたのは,マイクロ波9-11)あるいはRF波16)を利用した局所加温法であるが,われわれは1982年来,組織内加温法であるImplant Heating Sys—tem(以下IHSと略す)の開発を行い,動物実験等5,7,8,17)を経て,臨床応用を開始している.今回は転移性脳腫瘍に対するIHSの適用の可能性を臨床的に検討し,さらにその安全性,有効性の評価を行った.
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