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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科18巻6号

1990年06月発行

文献概要

症例

脳動脈瘤破裂によるクモ膜下出血をきたしたSLEの1例

著者: 児玉晋一1 朝倉哲彦1 門田紘輝1 笠毛静也1

所属機関: 1鹿児島大学脳神経外科

ページ範囲:P.571 - P.575

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I.はじめに
 SLE(全身性エリテマトーデス)は全身の結合組織性疾患であり,その臨床症状は多臓器にわたり多彩である.われわれ脳神経外科医にとっても中枢神経系症状がしばしばみられること及び脳梗塞・脳出血を伴いやすいこと等から重要な疾患の一つである.しかし,このように多彩な症状を呈するSLEでも脳動脈瘤破裂によるクモ膜下出血をみることは極めて稀であり,現在までにその報告はあまりみられない.今回われわれはこのような一例を経験し良好な経果を得たので,術前術後の患者管理の面を含めその成因について文献的に考察し報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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