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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科18巻6号

1990年06月発行

文献概要

症例

スパイナルドレナージ後に軽快した顔面痙攣の1症例

著者: 新島京1 米川泰弘1 郭泰彦1

所属機関: 1国立循環器病センター脳神経外科

ページ範囲:P.577 - P.580

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I.はじめに
 腫瘍や血管腫などによらない,いわゆるidiopathicな顔面痙攣(hemifacial spasm(HFS))の成因として,neurovascular compression theoryを考えるものが多い3,4).実際にHFSに対してmicrovascular decompres—sion(MVD)が行われ良好な成績が得られている4,5)
 未破裂脳動脈瘤と反対側のHFSを合併した患者に,動脈瘤のネッククリッピングを行ったが,その際に蝶形骨洞が一部分開放された.そのため,髄液鼻漏の発現を予防する目的でスパイナルドレナージを施行したところ,約2週間後にHFSが軽快した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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