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研究
症候性脳血管攣縮に対するGIK(Glucose-Insulin-Potassium)療法の効果
著者: 堀本長治1 堤健二1 辻村雅樹1
所属機関: 1北九州市立八幡病院脳神経外科
ページ範囲:P.619 - P.622
文献購入ページに移動脳動脈瘤破裂によるクモ膜下出血では症候性脳血管攣縮をきたした症例に対し,種々の治療法が試みられている.とくにhypervolemia-hypertension療法は臨床的にその有効性が証明され,最も一般的に行われている治療法である.しかしこのhypervolemia-hypertension療法中には,うっ血性心不全などの循環不全をきたし予後に重大な影響を及ぼす症例がある.このような症例に対し,循環不全の正常化と虚血脳への保護作用を目的としてGIK療法を試み,その有効性について臨床的に検討したので報告する.
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