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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科18巻7号

1990年07月発行

文献概要

症例

静脈性梗塞により発症し,離脱型バルーンにより治癒した特発性頸動脈海綿静脈洞瘻の1症例

著者: 笠間睦1 片田和広2 神野哲夫1 杉石識行1 安倍雅人1 庄田基1 石山憲雄1 佐野公俊1 竹下元2

所属機関: 1藤田学園保健衛生大学脳神経外科 2藤田学園保健衛生大学放射線科

ページ範囲:P.631 - P.636

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I.はじめに
 carotid-cavernous fistula(以下CCFと略す)は片側性眼球突出,結膜の充血浮腫.雑音を3主徴とすることで知られているが,稀には拡張した静脈の破裂により脳内血腫を生じることが報告されている8).今回著者らは,静脈圧上昇により静脈性梗塞を生じ,離脱型バルーンによる緊急塞栓術を施行し,良好な経過をたどった1症例を経験したので,文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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