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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科18巻7号

1990年07月発行

文献概要

症例

慢性期に穿頭術で軽快した外傷性急性大脳半球間裂血腫の1例

著者: 長沢史朗1 大槻宏和1 長安慎二2 菊池晴彦2

所属機関: 1大阪府済生会中津病院脳神経外科 2京都大学医学部脳神経外科

ページ範囲:P.643 - P.646

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I.はじめに
 動脈瘤や動静脈奇形のような脳血管障害に由来する場合を除き,頭部外傷による大きな急性硬膜下血腫が主として大脳半球間裂に認められる例は一般に少ない3-6).われわれはこのような外傷性急性大脳半球間裂血腫に対し急性期には保存的療法を余儀なくされたが,発症1カ月後に局所麻酔下に血腫除去を行い残存症状の著しい改善が得られた症例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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