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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科18巻7号

1990年07月発行

文献概要

症例

子宮癌の脊髄髄内転移の1例

著者: 佐久間司郎1 岩崎喜信1 井須豊彦1 秋野実1 杉本信志1 高橋明弘1 阿部弘1 井上和秋2

所属機関: 1北海道大学脳神経外科 2北海道大学付属病院病理部

ページ範囲:P.653 - P.657

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I.はじめに
 悪性腫瘍の背髄髄内転移は比較的稀でありCostiganらの報告によると,悪性腫瘍剖検例の2.1%に背髄髄内転移を認めたとされる4).しかも,その大部分は悪性腫瘍末期の全身播種の結果として見られるもので,予後は非常に悪く神経症状出現後3カ月以内に80%以上の者が死亡している7)
 今回われわれは,子宮体癌の背髄髄内転移を示した1例を経験したので若干の文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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