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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科18巻7号

1990年07月発行

文献概要

症例

被殻出血を呈した基底核Cryptic Arterio-venous Malformationの3症例

著者: 丹羽潤1 奥山徹1 久保田司1 清水一志1 平井宏樹1

所属機関: 1市立函館病院脳神経外科

ページ範囲:P.665 - P.668

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I.はじめに
 高齢者で高血圧症の既往があり,CT scanで被殻出血を認めた症例は高血圧性被殻出血と診断し,神経学的重症度と血腫量によって方針を決定することが一般的である4)
 今回著者らは1986年1月から1988年12月までの3年間に当科に入院し高血圧性被殻出血と診断した107例のうち神経学的重症度がIII以上の17症例に対して開頭血腫除去術を行った.このうち3例で術中に大脳基底核部に異常血管網を認めた.これら3症例の臨床像,放射線学的所見および病理学的所見について検討したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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