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研究
小脳梗塞—自験33例の検討
著者: 安藤隆1 坂井昇1 山田弘1 服部達明1 三輪嘉明1 平田俊文1 田辺裕介2 大熊晟夫3 船越孝4 高田光昭5
所属機関: 1岐阜大学脳神経外科 2岐阜市民病院脳神経外科 3県立岐阜病院脳神経外科 4総合大雄会病院脳神経外科 5高山赤十字病院脳神経外科
ページ範囲:P.821 - P.828
文献購入ページに移動小脳は側副血行が豊富なため,虚血症状を呈しにくく小脳梗塞の発生頻度は稀とされてきた.しかしながら最近,画像診断技術の改善などにより本症の発見率は増加し報告も多く見られる様になった.小脳梗塞には症状が軽微で偶然CTスキャンで発見されるものから,梗塞に伴う広汎な浮腫により脳幹を圧迫するもの,さらには脳幹梗塞を併発し急激に死の転帰をたどるものがみられる.今回,われわれは小脳梗塞を33例経験したのでその病態,治療法などについて検討を加え報告する.
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