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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科19巻1号

1991年01月発行

文献概要

研究

海綿静脈洞内動脈瘤の治療成績—直達手術5例の検討

著者: 時村洋1 厚地政幸1 時村美香1 佐藤栄志1 轟木耕司2 朝倉哲彦2 福島孝徳3

所属機関: 1厚地脳神経外科病院 2鹿児島大学脳神経外科 3三井記念病院脳神経外科

ページ範囲:P.15 - P.20

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I.はじめに
 海綿静脈洞部の病変は,内頸動脈あるいは近接する脳神経との関係,洞よりの出血のコントロールの点から,従来,直達手術が困難とされて来た.しかし1983年,Dolenc4)によりcombined epi-and subdural approachが考案されて以来,同部の病変に対する直達手術が積極的に行われている.われわれは,昭和63年2月より,7例の海綿静脈洞内動脈瘤を経験し,うち5例に直達手術を行った.代表的な3例を呈示し,若干の文献的考察を加える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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