icon fsr

文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科19巻1号

1991年01月発行

文献概要

研究

脈絡叢腫瘍乳児例の検討

著者: 浅井昭雄1 松谷雅生2 高倉公朋2

所属機関: 1東京大学脳神経外科 2国立がんセンター研究所生物物理部

ページ範囲:P.21 - P.26

文献購入ページに移動
I.はじめに
 脈絡叢腫瘍(choroid plexus tumor, CPT)は頭蓋内腫瘍の中では0.5%前後を占める比較的まれな腫瘍であるが,小児原発性頭蓋内腫瘍の2ないし6%10,12,14,18,19),さらに乳児原発性頭蓋内腫瘍に限ればその20%を占め2),astrocytoma, primitive neuroectodermal tumor(PNET),teratomaと並ぶ乳児期の代表的腫瘍である.乳児期の脳腫瘍はその好発部位,臨床症状,治療方法,治療成績等,種々の面で特殊性を持っており,他の年代とは別個に議論されるべき点が多々ある.CPTもその例外ではない.今回,われわれはCTおよび顕微鏡下手術導入以後治療されたCPT乳児例を対象に,その疫学,治療,臨床上の問題点等を検討し,いくつかの知見を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら