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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科19巻11号

1991年11月発行

文献概要

脳腫瘍の組織診断アトラス

(18)Astrocytoma

著者: 石田陽一1 田村勝2 中里洋一3

所属機関: 1関東脳神経外科病院神経病理研究所 2群馬大学脳神経外科 3群馬大学第一病理

ページ範囲:P.1009 - P.1015

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1.星細胞腫とその組織分類
 星形グリアの腫瘍である星細胞腫は原発性脳腫瘍のなかで最も頻度の高い腫瘍型(16.1%—全国統計13))で,小児にも成人にも発生する.成人では大脳とくにその前半部が,小児では小脳と脳幹尾側が好発部位である.星細胞腫の構成細胞は星形グリアで実質の変性の際,反応性に増生する星形グリアの形態を模倣する.しかし,発生部位によって主な構成細胞の形態がことなり,またdes—moplasiaも加わるので,下記に述べるような組織亜型に分類される.Bailey and Cushing1)がグリアの腫瘍を分類した際記戴された4型protoplasmic astrocytoma,fibrillary astrocytoma, astroblastoma, spongioblastomaunipolareもその中に含まれている17,20)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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