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症例
Optic Glioma放射線治療15年後に発生したHypothalamic Gliomaの全摘出例
著者: 金城利彦1 六川二郎1 宮城航一1 崎原永辰1
所属機関: 1琉球大学脳神経外科
ページ範囲:P.1085 - P.1089
文献購入ページに移動Optic gliomaは全頭蓋内腫瘍中0.6-1.2%9)と比較的稀であり,眼窩内視神経から視交叉までに限局するanterior typeと視交叉から視索,視床下部に発生するposterior typeの二つに分けられる17).
われわれは,1歳11ヵ月時にanterior typeのopticgliomaに対して放射線治療が行われ,15年後に視床下部にgliomaが発生した1例を経験し,bifrontal inter—hemispheric trans-lamina terminalis approach15)により全摘した.hypothalamic gliomaの全摘の可能性に関して,文献例も含めて手術アプローチを中心に検討し報告する.
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