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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科19巻12号

1991年12月発行

文献概要

症例

側頭葉星細胞腫術後にみられたDisproportionately Large Communicating Fourth Ventricle—経過中Isolated Fourth Ventricleを示した1例

著者: 伊東聡行1 原充弘1 麻生有二1 門脇親房1 竹内一夫1

所属機関: 1杏林大学脳神経外科

ページ範囲:P.1161 - P.1166

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I.はじめに
 Isolated fourth ventricle(以下IFV)は髄液短絡術後の合併症として第4脳室が髄液路より孤立し,種々の後頭蓋窩症状を呈する病態である.しかしこの中には中脳水道の開存がみられる症例が散見され1,11,13,15,20),これらはScottiら19)によりdisproportlonately large com—municating fourth ventricle(以下DFV)と呼ばれている.
 今回われわれは,右側頭葉の星細胞腫を摘除した後にDFVを呈し,その後IFV,そして再びDFVと経時的に変化した症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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