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症例
海綿静脈洞部軟骨肉腫の1例
著者: 古閑比佐志1 六川二郎1 宮城航一1 金城利彦1 原国毅1
所属機関: 1琉球大学脳神経外科
ページ範囲:P.1167 - P.1170
文献購入ページに移動軟骨肉腫は整形外科領域では30-60歳の大腿骨・上腕骨の骨幹端と骨盤・脊椎の表面などに多く発生するが,頭蓋腔での発生は稀である.しかしその好発部位は中及び後頭蓋窩で,髄膜腫・神経鞘腫・脊索腫などとの鑑別診断はしばしば困難である.
われわれは右海綿静脈洞部に発生し手術の結果,軟骨肉腫と判明した1例を経験したので,そのMRI所見を提示すると共に文献的考察を加え報告する.
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