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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科19巻12号

1991年12月発行

文献概要

症例

Isolated Benign Cerebral Vasculitisと考えられた1例

著者: 高橋功12 上野一義1 小柳泉1 青樹毅1 竹田誠1

所属機関: 1国立療養所北海道第一病院脳神経外科 2北海道大学医学部脳神経外科

ページ範囲:P.1171 - P.1174

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I.はじめに
 中枢神経系の血管炎は,膠原病などの全身性疾患の部分症状として認められることが多い.しかし,全身性疾患を伴わない中枢神経系に限局する血管炎は稀な疾患である.
 今回われわれは,脳虚血症状で発症し,脳血管撮影上,前大脳動脈に進行性の多発性血管狭窄を認め,ステロイド療法により血管狭窄の改善を確認した脳血管炎と思われる症例を経験した.本例は1978年にSnyderら21)が報告したisolated benign cerebral vasculitisと考えられ,症例を供覧するとともに文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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