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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科19巻2号

1991年02月発行

文献概要

研究

小児脳幹グリオーマに対する放射線治療の評価—CT所見と治療に対する反応

著者: 森修一1 田中隆一1 武田憲夫1 吉田誠一1

所属機関: 1新潟大学脳研究所脳神経外科

ページ範囲:P.129 - P.135

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I.はじめに
 小児脳幹グリオーマ(brainstem glioma)に対する治療は,その発生部位の特殊性のため外科的治療には制約があり,放射線療法を主体として補助的に化学療法や減圧術なども併用されている3,4,8,12,15,19)
 Brain stem ghomaに対して放射線治療を行うと多くの症例でCT上臨床上の寛解がみられ生存期間も延長すると報告されている7,9,15,17,20).しかしながらその効果は一時的であって腫瘍の再増大を来たし平均生存期間は1年未満であることなどから否定的な意見もみられ10,11),本腫瘍に対する放射線治療については必ずしも一定の評価は得られていない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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