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研究
脳膿瘍のCT誘導定位脳手術による治療
著者: 川崎浩遠1 天野恵市1 河村弘庸1 谷川達也1 川畠弘子1 伊関洋1 塩飽哲士1 長尾建樹1 平孝臣1 岩田幸也1 梅沢義弘1 清水常正1 荒井孝司1 村尾昌彦1 清水俊彦1
所属機関: 1東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科
ページ範囲:P.143 - P.148
文献購入ページに移動脳膿瘍の治療法については,議論の別れるところであるが,一般には,急性炎症がおさまり,被膜が形成される時期に膿汁の穿刺吸引が行われる.そして数回の穿刺排膿を繰り返しても脳膿瘍が完全に退縮しない場合や,短期間に再貯留する場合には,被膜外摘出術が行われている.しかし従来行われてきたような用手的な穿刺法では,1回の穿刺で正確に膿瘍に的中させて,十分な排膿を行うことが困難な場合が少なからずある.
そこで今回著者らは,主に深在性の脳膿瘍に対し,CT誘導による定位的吸引術を行ったので,手術成績および術後経過などについて報告する.
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