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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科19巻2号

1991年02月発行

文献概要

研究

脊髄血管芽腫の診断と外科的治療

著者: 井須豊彦1 阿部弘1 岩崎喜信1 秋野実1 小柳泉1 飛騨一利1 宮坂和男2 斉藤久寿3

所属機関: 1北海道大学脳神経外科 2北海道大学放射線科 3札幌麻生脳神経外科病院

ページ範囲:P.149 - P.155

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I.はじめに
 脊髄血管芽腫は,全脊髄腫瘍中1.6-2.1%にみられるもの3)であり,比較的稀な腫瘍であるが,近年におけるCTscanner並びにMRIの普及により,容易に診断される様になって来た2,8,9,11,19,23-25).今回,われわれは,CT導入以後に経験した脊髄血管芽腫症例につき,診断並びに外科的治療の問題点について,検討を加えたので報告する.本報告では,とくに,脊髄血管芽腫の術前診断として,MRIが非常に有用であることを強調したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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