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症例
頭蓋内病変を伴った全身性黄色肉芽腫症の1例—免疫組織化学的検討
著者: 宮地茂1 小林達也1 高橋立夫2 斎藤清1 杉田虔一郎1 橋詰良夫3
所属機関: 1名古屋大学脳神経外科 2国立名古屋病院脳神経外科 3名古屋大学第一病理
ページ範囲:P.185 - P.190
文献購入ページに移動頭蓋内に黄色腫様病変をきたす疾患は,古くより知られており,これまでにも数多くの報告がある1,3-5,7-14).その疾患概念や病態のメカニズムについては不明な点が多く,病名そのものについても混乱しているのが現状である15).特にHand-Schuller-Christian病などのhis—tiocytosis Xとの鑑別は容易でなく,類縁疾患としてまとめられてきた3,7,9,10).われわれは,頭蓋内病変を伴う全身性黄色肉芽腫症の自験例について,免疫組織化学的検討を行い新しい知見を得たので,文献的考察を加えて報告する.
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