icon fsr

文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科19巻2号

1991年02月発行

文献概要

症例

頭蓋内病変を伴った全身性黄色肉芽腫症の1例—免疫組織化学的検討

著者: 宮地茂1 小林達也1 高橋立夫2 斎藤清1 杉田虔一郎1 橋詰良夫3

所属機関: 1名古屋大学脳神経外科 2国立名古屋病院脳神経外科 3名古屋大学第一病理

ページ範囲:P.185 - P.190

文献購入ページに移動
I.はじめに
 頭蓋内に黄色腫様病変をきたす疾患は,古くより知られており,これまでにも数多くの報告がある1,3-5,7-14).その疾患概念や病態のメカニズムについては不明な点が多く,病名そのものについても混乱しているのが現状である15).特にHand-Schuller-Christian病などのhis—tiocytosis Xとの鑑別は容易でなく,類縁疾患としてまとめられてきた3,7,9,10).われわれは,頭蓋内病変を伴う全身性黄色肉芽腫症の自験例について,免疫組織化学的検討を行い新しい知見を得たので,文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?