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扉
祈る
著者: 松岡健三1
所属機関: 1愛媛大学脳神経外科
ページ範囲:P.205 - P.206
文献購入ページに移動先ず自分の仕事を始める動機は,名誉や財産,権力などを手に入れることではなく“夢みる”心を持っていることが大切であると主張される.すなわちロマンを抱くことである.その次は実行することである.ここで注意しなければならないのは,あとに来る“考えて”より“行い”が先に来ていることで,この順序を変えてはならない.“夢みて”慎重に考え込んでいると,結局何もしないで終ってしまうことが多い.まず体を張って働くことだといわれる.次に行った結果について考えることの重要性は言うまでもない.山村先生らしく積極性に富んだすばらしい座右銘だと思う.ところで私が一番注目していることは,“祈る”という言葉で最後を結ばれている点である.どういうことを何に向って先生は祈っておられたのであろうか.この点について先生の文章をそのまま引用させていただく.
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