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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科19巻3号

1991年03月発行

文献概要

研究

Nitroglycerin(GTN)の脳血管攣縮に対する予防効果の検討

著者: 笹沼仁一1 後藤恒夫1 小鹿山博之1 佐々木順孝1 渡辺一夫1

所属機関: 1脳神経疾患研究付属南東北脳神経外科病院

ページ範囲:P.227 - P.232

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 I.はじめに 高度のクモ膜下出血を伴う破裂脳動脈瘤症例において,脳血管攣縮は生命および機能予後に大きな影響を与えるため12),その予防および治療が重要な課題となっている.
 最近,Ca++拮抗剤をはじめとする薬物療法4,22)やウロキナーゼ等による脳槽灌流療法23)が開発され,臨床に応用されているが,その効果についてはいまだ議論の多いところである.
 今回,われわれは,急性期破裂脳動脈瘤患者に対し,脳血管攣縮の予防を目的として強力な血管拡張剤であるNitroglycerin(商品名:ミリスロール,化学名:Glyce−ryl Trinitrate,以下GTNと略す)の全身投与を行ったので,その効果について報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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