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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科19巻3号

1991年03月発行

文献概要

症例

Radiation Induced Gliosarcomaの2例

著者: 川口進1 柏葉武1 小岩光行1 下山三夫1 小林延光1 福士幸彦1 徳田耕一2

所属機関: 1柏葉脳・神経外科病院 2北海道大学脳神経外科

ページ範囲:P.285 - P.290

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I.はじめに
 脳腫瘍に対する放射線治療の後に一定の潜伏期間をおいて,同一照射野に組織的に異なる腫瘍が新たに発生することは放射線誘発腫瘍として時折みられ,頭蓋内ではsarcoma,meningiomaが多く,gliomaは稀であるといわれている.又,gliosarcomaはgliomaと間質系のsar—comaのmixed tumorとしてStrobe(1895)により報告され,その後欧米では100例以上の報告がみられるが本邦ではこれまで10例の報告をみるのみである.今回われわれは脳腫瘍の放射線治療後に発生したgliosarcomaの2例を経験したので若干の文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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