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研究
損傷脊髄の再生,血行改善を目的とした脊髄への微小血管吻合を伴う大網移植術
著者: 長島親男1 升森義昭1 堀栄太郎2 窪田惺1 川沼清一1 島田祥士1 岩崎隆1 平敷淳子3 水野英明3
所属機関: 1埼玉医科大学脳神経外科 2埼玉医科大学医動物学教室 3埼玉医科大学放射線医学教室
ページ範囲:P.309 - P.318
文献購入ページに移動モヤモヤ病などの虚血脳に血管吻合を行って,大網を移植し,虚血脳への血管の新生と血行改善ならびに虚血脳の機能回復が得られる事はすでによく知られた事実である21,24).
損傷された脊髄が急性期を過ぎると,脊髄は虚血状態となり27),虚血の進展がさらに脊髄の退行変性を促進する3,4,6,7,9,18,22,27,29).一方,実験的に虚血の進展を阻止し血流増加をはかると,軸索の再生を促進するという5,8).
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