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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科19巻5号

1991年05月発行

文献概要

脳腫瘍の組織診断アトラス

(16)Malignant Lymphoma

著者: 有田憲生1 平賀章諄1 早川徹1

所属機関: 1大阪大学脳神経外科

ページ範囲:P.401 - P.406

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I.はじめに
 脳内原発悪性リンパ腫は,1929年Baileyにより“perithelial small cell sarcoma”と報告されて以来,腫瘍発生母地について多くの議論を生んだが,現在ではリンパ球に由来する腫瘍であることが一般に認められている.本腫瘍は稀な腫瘍と考えられてきたが,臓器移植後あるいはacquired immunodeficiency syndmme(AIDS)など免疫抑制状態では発生頻度が高いという事実が明らかとなり,近年脳神経外科的にも注目を集めている疾患であるといえる.脳内に原発する悪性リンパ腫は,組織学的には事実上すべて非ポジキンリンパ腫non-Hodg—kin's lymphoma(NHL)と考えてよい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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