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症例
顔面痙攣,顔面神経麻痺を呈した側頭骨錐体部の血管腫の1例
著者: 村田純一1 阿部弘1 会田敏光1 宮町敬吉1 宮坂和男2
所属機関: 1北海道大学脳神経外科 2北海道大学放射線科
ページ範囲:P.455 - P.458
文献購入ページに移動頭蓋骨の血管腫は,全頭蓋骨良性腫瘍の約10%を占めるが,その多くは頭蓋穹窿部に発生し,頭蓋底部には稀である.
箸者らは,側頭骨錐体部に発生した血管腫により,顔面筋の痙攣,および顔面神経麻痺を呈した1例を経験した.稀な疾患であるとともに,顔面痙攣を呈したことが興味深いと思われたので,文献的考察を加えて報告する.
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