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研究
テント及びテント近傍髄膜腫の臨床病理学的検討
著者: 福島武雄1 溝口強美1 土持廣仁1 松田年浩1 継仁1 阪元政三郎1 朝長正道1 後藤勝弥2 前原史明2
所属機関: 1福岡大学脳神経外科 2福岡大学放射線科
ページ範囲:P.517 - P.524
文献購入ページに移動テントおよびテント近傍髄膜腫は,その解剖学的特異性より臨床症状を呈した時には既に巨大な腫瘍として発見されることが多く,従ってその治療成績は必ずしも満足すべきものではない.腫瘍発生部位は,横静脈洞あるいはS状静脈洞に接するか,上錐体静脈洞にそったテント内側面か,あるいは錐体骨後面に接している場合が多く,脳幹,脳神経および深部主要血管と隣接する.従ってこれら重要横造物を残存し,腫瘍摘出を行うには解剖学的位置関係を術前充分に把握し術式を考慮する必要がある.私どもが経験したテントおよびテント近傍髄膜腫29例について臨床像,手術,予後を検討した.
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