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研究
ラット皮下移植グリオーマにおける放射線,ACNU及びO6-Ethylguanineの併用効果
著者: 高橋康1 片倉隆一1 増山祥二1 吉本高志1 鈴木二郎1 佐々木武仁2
所属機関: 1東北大学脳研脳神経外科 2東京医科歯科大学歯学部歯科放射線学教室
ページ範囲:P.531 - P.538
文献購入ページに移動悪性グリオーマの治療には,手術療法に,放射線療法,化学療法,免疫療法の併用が行われ,治療成績の改善が報告されつつあるが10,18,32,34),満足のできる成績ではない.その理由の一つにヒト悪性グリオーマ細胞がヒト悪性腫瘍細胞の中で,最も放射線抵抗性であることが挙げられる9).このため脳の放射線耐容線量限度内で局所制御を達成するには,併用療法による効果の増強が望まれる.そこで我々は悪性グリオーマに対する補助療法として,放射線療法と化学療法として,1-(4-amino-2-methyl-5-pyrimidinyl)methyl-3-(2-chloro-ethyl)-3-nitrosourea hydrochloride(ACNU)と5-fluorouracil(5-FU)の併用を行ってきた.
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